イタリア旅行のスリ対策と注意点|緊急時に使えるイタリア語
2015/01/12
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(写真はフィレンツェ)
イタリアは素晴らしい所で一生に一度は訪れる事をオススメします。イタリアの魅力的な所は沢山あり、文化・食事・ファッション・景観などなど。
数え切れないほどですが、やはり日本とは違いスリなどイタリアに旅行する際に気をつけたいのはスリなど注意点があります。
イタリア旅行でスリの被害に遭わないための注意点
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イタリア旅行で最も注意すべきスリの手口について
どんな手口があるのか?
手口を知れば対策が分かる!
以下に手口とその対策をまとめました。
・ひったくり
・置き引き
・路上強盗
・ニセ警官に注意
・ミサンガ売り
それぞれを説明します。
ひったくり
歩行中に背後から、バスや車に乗り降りするスキをみてオートバイで近づきバッグなどを奪い取る。銀行から後をつけ脇道に入ったところを狙っている場合もあります。
対策
バッグを車道と反対側へ。そして人通りの少ない道は通らないこと。
置き引き
とにかく日本とは違う事を理解して下さい。レストランやカフェで背もたれにバッグをかけたまま席を離れるなど絶対ダメ!「もってって」と言ってるようなものです。また、席を確保するためにバッグを置くなども当然ですがダメ!
買い物中にも
洋服など試着中にも気を付けてください。商品などを手に取って見るために足元に置いたバッグを盗られるケースがあります。(ホテルにチェックインの際も荷物を足元に置く時は注意)
対策
常に肌身離さずバッグを持つことこれに限ります。
路上強盗
発生する場所や時間帯は
・夜間
・人通りの少ない場所(脇道など)
・明りの少ない場所
対策
とにかく夜間の人目のつかない場所には注意。ひとり歩きは避けてください危険です。夜間の外出はタクシーの利用も検討してください。
白タク
おもに空港や駅などで客引きをしています。法外な料金の請求などトラブルの元です。
対策
正規のタクシー乗り場から乗車するようにしてください。空港や駅で声をかけられても無視していれば白タクの被害に遭うことは防げます。
ミサンガ売り
観光地で結構起こっているようで、近づいてきてミサンガのような物を勝手に手首に巻きつけられ、その代金を請求してくるもの。
対策
近寄られないように気を付けること。近寄られても手を差し出すなどしないことです。手に巻きつけられないように気をつけてください。
出没場所
コロッセオ・スペイン広場・トレヴィの泉など人気観光スポットに多い。
上記はヨーロッパ旅行の注意点として共通することですが、以下はイタリアで注意して欲しいことです。
イタリア旅行ではニセ警官に注意
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イタリアの特徴ですが、ニセ警察官がいます。とくに大通りから裏道に入った所は要注意。遭遇してしまうと非常にやっかいです。見分けるのも困難ですし、出来れば遭遇したくないですね。(フランス・イギリスにもいるがイタリアより少ない模様)
ニセ警官の手口
警察官らしきものが警察手帳らしきものを提示し近づいてきます。ニセ札の捜査として所持品の検査などをしてこようとします。その際に財布から現金やクレジットカードなどを抜きとるのが手口。
ニセ警官に遭遇した場合の対処
明らかに警察官だと分からない場合はバッジや警察手帳を確認すること。ただし、それだけでは見分けるのは難しいと思います。
そんな時は「警察署に電話するようにしてみてください警察(polizia)113番」ニセ警官ならそれで逃げると思います。
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車に乗せられそうになってもPOLIZIA又はCARABINIERIと車両に明記されている車以外の車には同乗しないこと。
さらに私服警官を装ったスリなどもあるようです。
通常、旅行者に私服警官が身分証明書の提示などを求めることはないようですから安易に財布などを出すとスリに遭う可能性が高くなってしまいます。
「警察署に行ってから身分証明書をみせる」など断固たる態度で接すること。
イタリア旅行のスリ対策で意外な方法?

By: Kevin Dooley
日本人は狙われます。
日本人のイメージとして「裕福」や「お人好し」などのイメージが根強くあるようです。
そんなヨーロッパ人がアジア系の人を見分けるのに「あるところを注目するようです。」他のアジア人に比べて
日本人は
「猫背」
だそうです。
背筋を伸ばして歩いてみてはいかがでしょうか?
日本人に見られないことも意外なスリの対策になりますし、視野が広がることによって、遠くから近づいてくる怪しい人物に気がつく事もできます。
スリなどに遭っても被害を最小に抑える
必要以上のお金を持ち歩かないことや、カード類などを全て同じ財布などに入れ持ち歩かない。財布自体も盗られてもいいような捨て財布のような物を用意しておくのも有効です。
もしスリなどの被害にあったら?
近くの警察署に行き被害届を出し書類をもらっておくこと。
保険の適用に必要な書類になります。
イタリア旅行中にトラブルに巻き込まれたら
イタリア全土共通
国家警察【救急車要請も出来ます】113番
軍警察【救急車要請も出来ます】112番
消防車115番
救急車118番
ローマ市
県警察本部06-4686-2111、06-4686-2153
テルミニ駅鉄道公安室06-4730-7955
在イタリア日本国大使館06-487991
在バチカン日本国大使館06-687-5828
在ミラノ総領事館02-624-1141
緊急時に使えるイタリア語
「助けて」Aiuto(アイウート)
「泥棒」Al ladro(アル ラードゥロ)
「警察を呼んでください」Chiamate la polizia!(キャマーテ ラ ポリツィーア)
「救急車を呼んでください」Chiamate un’ambulanza!(キャマーテ ウナンブランツァ)
イタリア旅行のスリ対策まとめ
イタリアの犯罪認知件数は日本の約3倍です。観光客の中には泣き寝入りする方も多いでしょうから、実際はもう少し高い可能性がある。
色々と不安に感じることがあるかもしれませんが、せっかくのイタリア旅行ですから美しい景観をみて、美味しい食べ物を食べ、ショッピングを楽しみたいですね。
素晴らしい旅になるように今回書いた注意点がお役に立てたら幸いです。